日本赤十字社(日赤)の名誉総裁を務める皇后雅子さまが15日に出席した全国赤十字大会で、長女愛子さまは日赤の職員として会場を訪れた人たちの誘導係を務めたという。宮内庁の側近が16日、明かした。愛子さまは今春、日赤に入社し、職員として勤務している。
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明治神宮会館(東京都渋谷区)で開かれた大会の会場には、全国から会員やボランティア約1600人が集まった。愛子さまは職員の一人として、誘導係を担い、運営に携わったという。名誉副総裁を務める秋篠宮妃紀子さまのほか皇族方も出席したが、愛子さまは皇族方の案内係ではなかったという。
皇后さまと愛子さまが会場で直接会う場面はなかったというが、皇后さまは「(愛子さまが)スタッフとして従事したことをうれしく思った」と話していたという。
大会では、長年の活動や寄付で赤十字社を支えた個人や法人に皇后さまが有功章を授与したほか、激しい攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区で国際救援活動に従事した看護師らの活動報告があった。(力丸祥子)